ビジュアルを固める

何回も企画会議を重ねて生まれたキーワードを、多くの人々に一瞬で理解してもらうために、ビジュアルを固めていきます。デザインのパターンをいくつか作成して、どの案がいちばん製品のイメージを伝えられるか、一瞬にして人の目を引きつけることができるかなどを検討して、また改良を重ねていきます。
そして、できあがったデザインをもとにして、写真撮影が行われます。撮影はスタジオやロケ地で行われて、カメラマン、モデルや芸能人などの被写体、スタイリスト、ヘアメイクアップアーティストを、ディレクターが指揮をとって進めていきます。
撮影現場というのは見た感じ華やかそうに見えますが、本当のところは、撮影時間の長さやその間じゅう現場全体にみなぎっている緊張感で、精神的にも肉体的にもとても過酷です。しかし、スタッフ全員が一丸となってひとつのものを創り上げていく。という‘やりがい’は大きなものがあります。
そして、できあがった写真をデザインに取り込んで印刷をしていきます。イメージ通りの色を忠実に再現する印刷も難しくて、印刷所とのやりとりで頭を悩ませてしまうことも多いそうです。刷り上ってきた見本に赤字で指示を書き込んで、細かい色や質感を何度も微調整して、できる限りイメージに近づけていきます。
ここで重要な色の再現というのは、ただ単に色見本(カラーチップ)や色番号で示された色といった範囲だけではなくて、「みずみずしい」とか「濃厚な」というニュアンスまでもが表現されている色のことをいうので、こうした色のイメージをビジュアル化していくためには、腕のいいカメラマンや印刷の技術者との連携プレイがとても重要になってくるのです。

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