街並みの色彩計画

ヨーロッパの都市を想像したときに、街全体に広がる統一感は気持ちを落ち着かせてくれるとともに、よい印象を与えてくれます。こういった都市には景観の保全に対して厳しい制限がしかれていることが多いものです。
戦前までの日本の住宅も同じように、その土地で身近に手に入る木材、瓦(かわら)、壁材などに、自然から得られた建築材料が使われていたので、それぞれの地方による街の色合いに特徴があって、周りの自然の風景の色にも溶け込んでいました。
しかし、高度成長期以降は、広告看板、建物のデザインや色彩などによる景観への影響には、ほんの一部の自治体を除いては配慮がはらわれてきませんでした。
ようやく2004年に、景観緑三法(景観と緑に関する3つの法律)という画期的な法律が成立しました。
*景観緑三法
・景観法
・景観法の施工に伴う関係法律の整備等に関する法律
・都市緑地保全法等の一部を改正する法律
の3つの法律のことを指しています。
まだまだ聞きなれない法律ですが、これまで野放しになってきた街並みの色彩に対して、はじめて加える法律の規制になっています。この法律を制定することで、良好な景観を『国民共通の資産』として位置づけました。
街並みや都市空間への関心が高まる中、カラーコーディネーターの活躍の場がどんどん広がってきています。カラーコーディネーターが活躍して、より気持ちよく快適な街並みがたくさん生まれることが望まれています。

スポンサーリンク

シェアする

スポンサーリンク