内臓脂肪型肥満

 肥満の中でも、内臓脂肪が多い肥満のことを特に内臓脂肪型肥満と言います。
同じ肥満でも皮下脂肪型肥満は病気の観点からするとあまり問題になりません。
皮下脂肪のみでは生活習慣病には直結しないのです。
 ところがこの内臓脂肪型肥満は生活習慣病につながる恐ろしいものなのです。
内臓脂肪というわけですから、お腹周りに脂肪がつくことになります。
よって上半身型肥満の人は注意が必要ということです。俗にいうリンゴ型肥満です。
 内臓脂肪は早く貯まり、早く燃える細胞なのですが、燃えることによって遊離脂肪酸を作ります。
この遊離脂肪酸が肝臓に入って中性脂肪やコレステロールをつくり、リポタンパク質という物質を
血中に分泌して高脂血症や動脈硬化を招くのです。
 上半身型肥満の目安として、ウエストとヒップのサイズ比から知ることができます。
ウエスト(W)をヒップ(H)で割ったW/Hで、男性なら1.0以上、女性なら0.9以上で
上半身型肥満とされています。
 さらにCTスキャンでお腹の内臓脂肪(V)と皮下脂肪(S)の面積を調べ、V/S比が
0.4以上になると内臓脂肪型肥満となります。
また、内臓脂肪面積100平方センチメートル以上も同じく内蔵脂肪型肥満とされます。
 見た目はそれほど太っていなかったり、適正体重なのに肥満でるという隠れ肥満の正体はこの
内臓脂肪型肥満のことだったのです。
参考文献:今川正良著 日本薬学会編「肥満は万病のもと-体脂肪を知る-」

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