古びた木造の一軒屋

 近年流行ったリフォームサギで、よくターゲットに選ばれたのは古びた木造の一軒
屋の住人でした。家自体が古びていて、いかにもリフォームが必要な外見、というの
は言うまでもありませんが、住人側にも大きな問題があります。こういう家の住人は
大抵の場合、おばあさん一人きり。体が弱って強く断れない、というのもあるでしょ
うが、一人暮らしの寂しさの中、孫くらいの年代の若い営業マンに親しく話しかけら
れますと、どうしてもコロリとだまされてしまうのです。
まして彼らはダマシのテクニックとして、いまどきの若者にはありえない「きちんとした礼儀」を仕込まれてい
るので、年寄りが感動するのは当たり前。滅多に電話もしてこない本物の孫以上に信
用したあげく、全財産を失ってしまうのです。
 同じことは、ドロボウの場合にも言えます。このような家では鍵がかけられていな
いことも多く、住人も耳が遠いので、大音量でテレビを見ている。人がいる家にあえ
て忍び込む「居空き」にはもってこいです。年寄りの家ならば「タンス預金」にめぐ
り合う可能性もありますし、第一相手は年寄り、見つかってもまず抵抗されずに逃げ
出せます。
嫌な話ですが、こそ泥にはもってこいの環境と言えます。
しかしまさか「ドロボウが怖いから新築」というわけにもいきません。
愛着ある我が家とともに生きたいならば、ホームセキュリティーを万全にすべきで
しょう。

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