粉ミルクの歴史

粉ミルクは19世紀後半に、捨て子や孤児などに与える食料として開発されました。その赤ちゃんたちは粉ミルクがないと死んでしまう、いわば命をつなぐ画期的な食糧だったわけです。
ところが、現代では母乳と同等の働きをする優れた栄養食品として大々的に販売されるようになりました。
厚生労働省の一般調査によると、昭和55年にはすでに新生児の2割が粉ミルクのみで育てられており、母乳とミルクの混合栄養を入れると、実に半数以上にのぼっています。月齢があがるにつれて、その比率はまたさらに多くなっています。
その後、母乳育児の見直し等により、粉ミルクの使用は少しずつ減ってきていますが、それでも平成12年の調査では、まだ55%の新生児が粉ミルクを口にしているという結果が出ています。
 しかし、ここで考えてみてください。
長い長い歴史の中、約40万年に渡り人類は母乳で赤ちゃんを育ててきました。粉ミルクが使われ始めたのはここ5、60年の話なのです。
それまでは、個人の体質などによって母乳が出ない場合は、『乳母』と呼ばれる人がかわりに授乳をしてきました。
それがこの粉ミルクの登場によって、女性本来がもっていた本能が著しく低下し、現在の粉ミルク栄養を助長する結果となっているんです。
命を救う最終手段として考案された粉ミルクは、その歴史が浅いにもかかわらず、それまでの自然な育児スタイルを妨げ、現代人の利便性を追及した商品になってしまいました。
本来、命は自然の中で育まれるものです。赤ちゃんをできるだけ自然に育てましょう。たった5、60年の歴史に翻弄される事なく、今もう一度考えてみてください。
ロハス的な生活は、「自然である」「自然に近い」ことが大前提なのです。

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