紙オムツの歴史

いまや、乳児だけではなく介護の世界でも使用されている紙オムツ。
オムツカバーの要らない現在のテープ形紙オムツは1950年代後半に米国で開発されました。
その背景になったのが、1940年代の第二次世界大戦です。この戦争で物資不足に陥ったヨーロッパ各国では、布オムツを洗うための石鹸が不足し、布オムツの原料である綿花の輸入がストップするなど、問題が起こっていました。
そこで最初に考え出されたのが、布オムツではなく何枚もの紙を重ねてオムツカバーで外側をおおうタイプのオムツでした。
紙を何枚も重ねるため吸収力も布と変わらず、さらに使用後は捨てるだけという洗濯も不要なこの便利な商品は、みるみるうちに欧州全土に広まりました。
その普及の勢いは驚異的で、すでに1962年には布オムツの上に敷いて使用する「ライナー」の販売が始まっていたほどです。
その後、1977年(私が生まれた年です)に、アメリカから輸入された立体裁断方式でテープ形の紙オムツが発売されました。
紙オムツの研究は日々進化していき、1981年には純国産型のテープ方紙オムツが発売され、1990年にはパンツ型オムツが発売されました。
そして、現在「ぬれた感覚がわかるトイレトレーニング用」や「うんちが消える!?オムツ」「水遊び用」など、その種類は多種多様にわたり、大変な育児をこなすママ達の心強い味方となってくれています。
 しかしこの文化は、まさにロハス的な生活からかけ離れていると思いませんか?
外側から見れば、服をおしっこで汚す事もなく布オムツのごわごわ感もないのでスタイリッシュな子供達に見えますが、実はそのこたちは何時間も前にしたおしっこのついたオムツをずっと身に着けているわけです。
長い人類の歴史の中で最近急速に成長したこの紙オムツ文化は、ナチュラルなロハス文化から見ると正反対な存在と言えます。

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