今後の課題:クローン問題

「オーガニック」の定義が今、再度問われています。
なにをオーガニックと呼ぶか。
有機栽培、有機飼育だけではもはやオーガニックと認定するべきかどうか議論されるケースが海外ではすでに起こっています。
米食品医薬品局(FDA)が安全性を認めたクローン食品について、有機飼育した場合に「オーガニック」と表示するべきかどうか。
「遺伝子組み換え(GMO)」のものはFDAにはオーガニックと表示されないのが現状ですが、「遺伝子複製(クローン)」は遺伝子組み換えではないので、その技術を使って生まれた牛などを食用とするのに安全性には問題がないというのがFDAの意見でした。
良質な牛を複製し有機法で育て、その肉や乳製品をオーガニックとして売ることはなんの問題もないとしています。
しかし、現実には、クローン食品の人体への影響などがまだ長期においては研究されていないため、米国の消費者団体がクローンは遺伝子組み換えとかわらないという主張が間違っているとはいいづらいのです。
これがもたらす問題として、消費者のオーガニックへの不信感があります。クローン食品を購入しないという消費者がかなり多い現在、クローン食品の一部がオーガニックと認定されれば、それはオーガニックと言うものの判断基準に疑惑をもつ一因となりかねないのではないでしょうか。
今後の課題は進歩する技術とともに過去のものとは違った意味での倫理観や価値観などの入り混じった意見のぶつかりあいになるのではないでしょうか。

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