途上国にオーガニックがもたらすもの

途上国において今後、オーガニックの担うものは大きいといえます。
世界のグローバル化において、農業の世界も世界規模の投資がさかんになり、世界中に支店をもつ巨大な大規模農業関連企業が増え続けています。例をとればユニリーバなどですが、そういった経営をアグリビジネスとよびます。
これらのアグリビジネスは、大量消費にむけた、安価な競争率のある大量生産を意図しているので、途上国の都合などは一切考えない生産方法がとられてきました。
遺伝子操作した作物の生産、もしくは遺伝子組み換えされた動植物などの開発もそのひとつです。
そういった改造された種子が長期的に、途上国のその地域にもともとある生態系にどのように影響を与えるのかなどの調査があまりにずさんなことが多いのが現実です。
また、そいうった商業用の種子は、先進国やそれなりの設備の整った環境で「開発」される必要があるので、途上国はそれを毎年購入することが必要になるわけです。お金のない途上国にとってはその購入費用は依存関係をどんどん強くしていき、負債をふやす原因ともなっています。
そんな中で、有機栽培を促進する有機農家が発足し、有機栽培を実現するということは非常に難しいことですが、それは単に有機栽培を意味するのではなく、政治的にもそういった自然を無視したアグリビジネスに対抗しようとする動きであることは間違いありません。
そういう意味で、オーガニック製品消費者が増え、オーガニック購入が増えることは、途上国でのオーガニック生産の需要にもつながり、それは、実質的には社会運動の一環ともいえるものだということです。なぜなら、途上国の小規模農家がアグリビジネスのわなにはまらず依存関係をたつきっかけとなるのですから。つまり、自立するための第一歩がオーガニック生産、フェアトレードにあるということもできるのです。

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