日本の中流層

アメリカの貧富の差が、アメリカの食文化にも現れているというのはかなりはっきりとした事実ですが、アメリカでは意識が高いのは概して中流から上流層、意識の低い層はやはり低収入層というのが一般論です。
では日本ではどうなのでしょうか。
外国育ちの私が2年前に日本に来てみて思ったのは、日本人の食に対する意識がいかに高いかと言うことでした。
いいものを食べたいというその気持ちも海外ではみられないほどのこだわりが日本には見られます。
また、日本のテレビをみても、食文化の番組が非常に多い。
地産地消ということばが日本に存在することもその意識の高さを表しているのだと思います。
もちろんその意識の高さがオーガニックに関してはどうなのかといわれると、日本の食品にはまだまだ添加物が多く使われ、無頓着なひとも確かにかなり多いです。
ただし、インターネットや宅配、郵便が世界一優れている日本では、流通に関しては本当に素晴らしいネットワークがあるのです。
つまり、高額な費用を払わなくても、インターネットや通販でもオーガニック食材を簡単にそして安価に手に入れることができるのです。
健康に対する関心度も日本は非常に高いです。
また、新しいもの好きという傾向もみられます。好奇心旺盛でいろいろな流行に乗りやすい性格もみられます。
化学添加物の味から脱皮したい、おいしい、健康なものを口にしたいという欲求もどこかにあるのかもしれません。
それらは自然と食への関心へつながるので、相互作用でおそらく食への関心が高まっているのかもしれません。
もちろん、日本の豊かな歴史的にみられる食文化が基礎になっていることはみのがせませんが。
流通のよさに関してですが、オーガニック以外の食材も、全国から一日で手に入る国は世界でもほとんどありません。
セルビアなどではインターネット販売などは非常に遅れていますし、郵便事情も非常に悪い。だから、結局その土地に入ってきた品物のみしか買えないので、選択範囲が非常に狭いのです。流通が悪いと自然と値段も高めになります。
そういう意味でも日本の中流層の食への意識が高くなるのは、日本中どこにいても、多種多様な食材が手に入る社会に生活しているからなのかもしれません。流通がよいということは、市場の枠が広がるということです。つまり、多くのひとに販売ができるので、自然とコストも下がります。
いろいろな理由がありますが、いずれにしても日本は世界でおそらく一番味覚や食にはうるさい国だということは確かです。それが日本でオーガニックブームを引き起こした一因だといえ、また、一部の層だけでなく広い層のサポートを維持しているので持続的な動きが今後続くものとみられています。

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