脂肪吸引術の歴史

脂肪吸引にも30年程の歴史があります。
切開式除脂術
 皮膚を切開し、皮膚と脂肪組織を切除する方法です。
 1990年代には、切開式除脂術の皮膚切開部分の術式もさまざまな報告がされるようになりました。
 腹部を横切開する方法、縦方向に皮膚を切開縫合する方法、横切開と縦切開を組み合わせて行う方法
閉鎖式脱脂術
 切開をしない脂肪除去としてはじめて行われた手術が閉鎖式脱脂術です。
 脂肪を掻き出す方法ですが、1921年に血管の損傷によって大腿部の切断という不幸な結果を生み、この後からこの方法は行われないようになりました。
 1970年 脂肪を掻き出すと同時に電動吸引する方法が考案されます。
 1970年後半 吸引用のカニューラが使用されるようになりましたが、合併症が多く安全な手術として認知は得られませんでした。
 1977年 フランスのIllouz(イルーズ)が始めたカニューレ吸引法が現在の主流です。
       この方法は小さな皮膚の切開口(約3~5mm)から皮下脂肪を吸引除去する方法です。
       数種類の液体をカニューレの先から流しながら血管、神経の損傷を避け、出血量をおさえて広範に脂肪吸引を行えるよう『Wet Method(ウエットメッソド)』という方法を開発しました。
       脂肪細胞の結合を緩める注入液を使用した脂肪吸引を研究・開発し、脂肪吸引術は次第に正当な手術として認知されるようになりました。
 1982年 米国形成外科学会での調査によりその有効性が確認されると、急速に世界に注目も高まるようになりました。
その後、ドイツ・スイス・アメリカ・日本など、各国の医師等によって多くの工夫と改良が加えられました。
1980年代には脂肪吸引で吸引したムラをなくし、皮膚表面の凹凸を極力減らすために。相対する複数の部位の切開部より吸引を行うクリスクロス(Criss Cross))法という脂肪吸引が開発されました。
1990年代 脂肪層に大量の生理食塩水と止血剤入りの局所麻酔薬を術前に吸引部へ散布するチューメセント(Tumescent)法という脂肪吸引の開発
1992年 ゾッチ(Zocchi)が超音波を利用する『Ultrasonic Liposuction』という脂肪吸引を発表
      吸引前に超音波で脂肪細胞を破壊することにより吸引効果を高めました。
このように脂肪吸引は機器・技術の研究を重ね現在、脂肪吸引は安全で確実な手術として広く行われるようになりました。
脂肪吸引を安心して受けるためには正しい知識を身につけ、最適なクリニックを探してください。

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