通訳案内業になるには

 通訳案内業として働くためには、1年に一度、国土交通大臣事務代行機関である国際観光振興会に
よっておこなわれる通訳案内業の試験に合格し、免許を取得しなければなりません。
 「通訳案内業試験」は、1949年に誕生した、語学で唯一の資格試験です。
 受験資格に制限はありませんが、高度な語学力が求められる上、日本の文化や地理、歴史、政治、
経済、生活習慣など様々な知識も必要です。
 試験は、一次試験から三次試験まであります。合格して次の段階を受験することができます。
 一次試験は、外国語についての筆記試験になります。英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、
中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、朝鮮語の9カ国があり、この中から1カ国語を選択
して受験します。1度に1カ国語しか受験することはできません。
 一次試験はかなりの難関で、英語では11%、フランス語では12%、その他のヨーロッパ圏の言語も
14%前後、中国語は20%、最も突破率の高い朝鮮語でも40%程度と、厳しいものになっています。
 二次試験は口述試験です。一次試験で選択した外国語での会話と人物考査が行われます。会話能力
に加え、案内業という人と接する職業に向いているかなどといったガイドとしての適正も評価されます。
 二次試験の合格率は60%程度といわれ、一次試験に比べるとやや通りやすくなったものの、やはり
厳しい試験であるということがうかがえます。英語についていえば、ここまでですでに7%弱の人しか
残っていません。
 三次試験は日本語による筆記試験です。地理、歴史、産業・経済・政治及び文化に関する一般常識の
3点について問われます。また、一次試験で受験した外国語での受験も認められています。
 ここまで述べてきたように、通訳案内を職業として行うなら必須の資格でありながら、その道は険しく
かなりの知識、時間、努力、人とのコミュニケーションを楽しむ力が必要となります。
 どの言語を選ぶかによって異なりますが、最終的な合格率は5.5%程のようです。 

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