時差通訳とウイスパリング通訳

 聞き慣れない言葉かもしれませんが、通訳には「同時通訳」、「逐次通訳」のほかに「時差通訳」と
「ウイスパリング通訳」があります。
 「時差通訳」は放送通訳で使われている方法です。外国のテレビニュースがテレビ局に届いてから、
放送までの時間を利用して、通訳士が翻訳し、原稿を用意します。
 本番では外国のニュース映像にあわせて、通訳士が訳して話していきます。見ているこちらがわ
としては同時通訳に見えます。しかし、ニュースは正確さが求められる上、多くの人が見ることから
ただ訳すだけでなく、わかりやすくなければなりません。このような理由から、時差通訳があるのです。
 「ウイスパリング通訳」は、同時通訳と同じと考えてもらってかまいません。ただ、聞き手ひとりに
たいして、ささやく(=ウイスパー)ように通訳して伝えることから、わざわざこのように呼ばれて
いるのです。
 よくテレビ番組で見る光景ですが、ゲストで迎えた外国人の横に通訳士がついて、日本人の発言や
状況などを説明していますよね。通訳士の言葉は私たちには聞こえません。そう、つまり、ひとりの
聞き手だけにささやいて(=ウイスパリング)いるのです。

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